スクリーンショット 2018-03-12 13.44.03

今週のキーワード「セルフ・ジャッジ」

印刷する

今週のキーワード「セルフ・ジャッジ」…自己決定の思想の広がりを掴み取りましょう。

社会全体の価値観が依存から自立へと移行していることを表したキーワードです。これまで国や企業、組織、人が何らかの決定を下す時、多くの場合、先行事例や成功事例に依存し、事業化へと動いていました。ところが、変化の激しい昨今、誰かの行動変容がデータとして顕在化してくる頃には、社会には次なる価値観が芽生えてくるのです。つまり、先行事例や成功事例がビジネスにおけるモチベーションの意味をなさなくなってきました。一方で、「私が主人公」となって自己実現や自己表現を目指す社会では社会というステージで活躍したいという個人の願望が高まりを見せています。これは、個人だけではなく、組織にも共通して言える変化です。こうした社会変化が見られる今こそ、マーケティングの着眼は生活者一人ひとりがどのような決定を下して行動しているのかを問いかけるのではなく、生活者の価値の多様性をどれくらい把握できているのかという着想へと転換させていくことが大切です。複雑化する現代社会において、生活者がどのような自立を求めているのかを心に留めておきましょう。

■“自然死” 急増の予兆。
現在、7割以上の人が病院で亡くなっている中、2010 年発行の『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか』が終末医療の考え方の転換に。国際医療福祉大学の高橋泰教授は「大正や昭和生まれは生き延びることへの意思が強い。しかし、10 歳程度下の世代になると、オムツ交換や食事介助されながら生きることはまっぴらごめん」と語る。「亡くなり方の質」というQOLが芽生えている(AERAdot. 3/5)

■個性がにじむ「ダサさ」が持つ魅力。
昨今、地方のプロダクトやPR 映像などを外部のデザイナーに委託した作品の完成度の高さが目立つように。これが逆に応援や投資したいという気持ちを払拭させてしまわないかとWasei の代表鳥井弘文は警鐘を鳴らす。「広告が蔓延する今、消費者の見抜く目は鋭く、完成度の高いテレビよりもYouTuberが作る動画が若年層に人気なのも自身の魅力を等身大で伝えられているから」と分析する(Fashionsnap.com 3/6)

■今すぐできる暮らしに役立つ女性防災。
東京都が女性の視点を生かした防災ハンドブック『東京くらし防災』を作成。「わたしの『いつも』がいのちを救う」というサブタイトルの元、毎日のちょっとした積み重ねが重要だと訴える。食品や日用品はなくなる前にちょっと多めに購入するなどポイントを紹介。「基本ができたら自分に合わせたアレンジを」など女性視点の防災が盛り込まれている(ホウドウキョク 3/5)

《情報分析》
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ
代表取締役社長・マーケティング・コンサルタント 谷口正和

▶︎ イマジナスの情報分析について

この記事をシェアする。

過去の記事

LIFE DESIGN JOURNAL MAIL SERVICEは、タイムリーな情報満載のメールマガジンのお届け、さらに購読者限定のスペシャルプレゼントや、イベント・セミナーへのご招待など様々な特典を提供するサービスプログラムです。メールアドレスの入力のみで登録が可能です。

プライバシーポリシー に同意して、