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今週のキーワード「未完成舞台」

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今週のキーワード「未完成舞台」…未来を築くのは、未完の大器。

新たな価値は、完成されたものではなく、未完成のものにこそ存在していることを説いたキーワードです。モノを提供するサービスが求められていた時代、そこにはその道のスペシャリストが納得した「完成されたモノ」が、商品価値として存在していました。しかし、コトが新たな消費軸となった今、商品が完璧だと判断する裁量の多くは生活者へと移行しています。生活者が欲するサービスを省みたとき、我々がその完成形を判定することはできません。そのため、常にアップデートを繰り返し、生活者志向に合わせた商品へと再構築していくことが求められます。つまり、そこに求められるのは、何よりもスピードです。相次いでパラダイムシフトが巻き起こる現代、新たな商品の完成を待っていると、すぐに二番手、三番手となってしまいます。時代の速度に呼応しながら、新しい価値を提示していくためには、この未完という概念を構想の軸に置き、新たなプラットフォームとして活用する重要性が増してくるでしょう。あなたの価値判断で、完璧を求めすぎてはいないでしょうか。未来に挑戦し続ける舞台を用意していきましょう。

■あえて「未完成品」を並べた展示会。
SONY はSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)で『未完の状態のモノ』を持ってきていかにフィードバックをもらうかがミソという。完成形が原則だが、社内外のクリエイターとのコラボには、SXSW のインプットも重要視する。テクノロジーの向上や用途を増やすためにはどういう未来が必要かという議論を最も重要視している。SXSWの要素を加えることでSONY の挑戦はますます加速している(ホウドウキョク 3/16)

■新感覚「音のVR」が誕生。
KDDIとKDDI総合研究所は新技術の「音のVR」を開発。従来のVR は好きな場面でズームイン・アウトができるものの、サウンドが連動することはなかった。今回、それが可能に。アイドルとコラボしたコンテンツでは好きなメンバーの映像と声を併せて楽しむことができ「音と映像の新たな体験価値を提供する」とKDDI。「防犯カメラの付加価値向上にもつながる」とアイデア次第で可能性は無限に広がる(マイナビニュース 3/14)

■未完の「孤道」を次代に託す。
作家の内田康夫が死去し、毎日新聞に連載中だった浅見光彦シリーズ『孤道』が未完となっている。作家には珍しくファンクラブ「浅見光彦倶楽部」を発足。浅見の記念館まで建てるアイデアマンは、プロットを作らないで書き始める執筆スタイル。内田の発案により、歴史ミステリーの『孤道』の完結編は「新しい才能を世に送り出す手伝いをしたい」と募集中(毎日新聞 3/18)

《情報分析》
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ
代表取締役社長・マーケティング・コンサルタント 谷口正和

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