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今週のキーワード「私用回数市場」

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マーケットが使用化から私用化へ転換していることを表したキーワードです。所有価値から使用価値への転換がマーケットを席巻し、物を所有しない新たなシェアリングエコノミーという経済が台頭してきました。そして、かつての大量生産・大量消費とは相対する価値観として、にわかに広がるミニマリストというライフスタイルから、昨今は「物が売れない時代」とまで言われています。しかし、生活者は、決して物を購入しないわけではありません。必要最小限に削ぎ落とし、無駄を排除したシンプルなライフスタイルを実践している姿がミニマリストです。それは、物を購入しないのではなくパーソナルユースへの転換を意味していたのです。気に入った物を繰り返し使用し、やがてお気に入りの一品として私用化していきます。すると、その他の物は自ずと排除されます。生活者は、日々、感性を高めています。それは、総量形成を超えた生活者の琴線に触れられているのかという感性に訴えていく時代とも言えます。あなたの事業を、私物化してもらえるように生活者に寄り添っていきましょう。

■新たに判明、ミニマリストの消費。
ミニマリストの消費行動について調べた調査によると、一般的な消費者よりも全般的に生活に「お金をかけている」意識が高く、こだわりが強いことがわかった。気に入った物には出費を惜しまず、自分の感性に合うもの、気に入ったものを購入する意向が強い。中でも一般的な消費者よりも衣食住についてはお金をかけている結果も。ミニマリストは独自の価値観で本当に欲しいものだけを購入する(@DIME 8/22)

■ミニマル心擽ぐるプラダの無地ニット。
ミレニアル世代ど真ん中のSPUR エディターのOKABE。普段使いのT シャツ探しに青山に出向いた際、プラダのブティックで出会った無地の半袖ニットに一目惚れ。極限までハイゲージに編み上げたウールを使用しており、試着すると、しなやかな光沢、絶妙なフィット感が引き立てるシルエットの美しさの虜に。実は毎年出ている定番のシリーズ商品だった(SPUR 8/17)

■減少する消費額、増加する消費「量」。
市場規模5000 億円に達したシェアリングエコノミー。ニッセイ基礎研究所の調査によると、シェア志向が強いのは若者と男性に多い。理由は電子決済に積極的であるため。様々な商品領域で個人が新品で購入した物を中古で売買する流れを鑑みれば、消費者が費やす消費額は減少しているかもしれない。その一方、消費者個人が利用する商品やサービスの消費量は増えていることが考えられる(MONEY PLUS 8/23)

《情報分析》
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ
代表取締役社長・マーケティング・コンサルタント 谷口正和

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