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alohaloco代表取締役 鹿野賢亮さんインタビュー「ハワイを届ける自転車 新しい挑戦」

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最近、アートやコーヒーでもっぱら注目を集める下町・清澄白河。おしゃれなカフェが点在する素敵な場所ですが、ハワイの街をコンセプトにしたオリジナル自転車を扱うお店「alohaloco」があることをご存知でしょうか?商品の自転車は見た目のキュートさも去ることながら、探求されて作られた、乗り心地のよさが抜群!ハワイと自転車がなぜ出会ったのか、ハワイをコンセプトにした自転車とはどういうものなのか、興味深いalohalocoについて代表取締役である鹿野賢亮さんに伺いました。

HLC ハワイの街をコンセプトにした自転車なんて初めてききました。元々ハワイがお好きだったんですか?

--実は、最初は違いました(笑)。実際に訪れる以前は、ハワイなんてミーハーな場所だと決め付けていたんです。20年くらい前にハワイ好きの妻に連れられて、初めて訪れた際に印象がガラリと変わりましたね。空港を降り立ったときのにおいや風、カラッとした空気がすごく気持ちよくて、すぐにハワイが好きになりました。最初の観光はトロリーやレンタカーで回るだけで満足してましたが、通ううちに日本人が滅多に行かないような場所に行きたくなっていったんです。それで、元々実家が自転車屋だったこともあり、カリヒ地区やカイムキ地区などを自転車で回るようになりました。

HLC 実家が自転車屋さんだったんですか!?

--ええ(笑)。自転車を借りて回るのはすごくおもしろかったんですが、ハワイでは「なんでこんな自転車なんだろうな」と思っていました。と言うのも、アメリカ製の自転車しか置いてなかったんです。日本とアメリカの自転車はブレーキが逆で、アメリカは左が前ブレーキ、右が後ろブレーキで、日本人にとっては勝手の悪いものでした。そこで、当時ハワイ好きが高じて「ここに住みたい!」と強く思うようになっていた私は、自分のスキルを活かせばハワイで商売ができるんじゃないかと思い立ったんです。最初は、ハワイをもっと快適に回ることができるレンタサイクルやバイクツアーの企画を思いつきましたが、そんな事業を始める前に、お客さんが乗る自転車自体に焦点を当てるべきかなと思い直しました。ハワイをコンセプトにしたオリジナル自転車を作るほうが、ブランドコンセプトが上がって「この自転車に乗って、ハワイを回りたい!」と選んでもらえるはずだと思いついたんです。

HLC なるほど。それがalohalocoの始まりだったわけですね。

--はい。まずは日本でハワイ好きの人に向けてアプローチしてみようということで、alohalocoをスタートしました。alohalocoはハワイの挨拶 “aloha”とハワイの人がよく使う“loco”(地元の、地元の人)とを掛け合わせた造語です。自転車にも、クロスバイクやアーバンバイクといったカテゴリーがありますが、alohalocoはハワイで自転車に乗るときに感じる楽しい気持ちになるような、ハワイの風を感じられる自転車がテーマになっています。

HLC HLCのコンセプトとも通じるものがあります!alohalocoの自転車には地名が使われていますね?

--そうなんです。それぞれ、ハワイの街をコンセプトにしています。例えばカイルア。海も山も、まちもあるカイルアが元々好きで、ここで自転車に乗ったら楽しそうだな~という空想からイメージが膨らんでいきました。ゆっくりとした時間が流れるこの街を、自由気ままに散策できるように、坂道や長い道のりにも対応できる8段変速搭載タイプになっています。そしてハレイワ。こちらはショッピングが楽しめる街で、けっこう道が狭いんですね。魅力的な街並をモノや人を運びながら楽しく移動できるように、小回りが利いて、荷台にカゴを搭載できるタイプになっています。二つに共通しているんですが、ハンドルは高く設定しています。低く作ってしまうと目線が低くなってしまって、街並みを楽しむことができなくなってしまいますから。

HLC 本当にこだわって作られているんですね。

--はい!ずっと自転車をやってきたので、細かなところまで丁寧に作っていますよ。卸すときにも、色んな自転車店舗の職人の方に「細部までよくこだわっているね」と声を掛けていただけます。ベルやカゴといった付属として販売している商品も作り手の思いがきちんとあるものを選んでいます。世界に1つしかないハンドメイドのベルやカゴは、とても味があって、生活に彩りを与えてくれます。

HLC alohalocoの自転車に乗りたくなってきました……!レンタサイクルもできると拝見しました。

--ええ。清澄白河はカフェといった小さなお店が多いんですが、ここでレンタルしてそのお店たちを回られる方もとっても多いんですよ。清澄白河という下町ならではなのかもしれないですが、店主同士が知り合いなので、自転車をレンタルしたお客さんがその店を訪れたときに先々で声を掛けてくれるようなんです。お客さんから「この自転車をきっかけにお店の方に話しかけられました。初めて来たけど、この街に住みたくなっちゃいました!」と言って頂けることなんかもあって、自転車屋として冥利に尽きるなあと……!ハワイにもそういった土壌はあると思うんです。alohalocoの自転車が、お客さんと地元の人とのコミュニケーションのきっかけになれば素敵ですよね。

HLC 素敵ですね。自転車ってその街を楽しめる、とってもいい乗り物なのかもしれませんね。私もハワイで自転車、試してみたいです。

--自転車を使えば、本当のハワイの姿をたくさん知ることができるので、もっとハワイを好きになると思います。例えば、カリヒ地区には工場があるイメージだろうけれど、おいしい食堂もちゃんとあるんですよ。そういった雑誌に載っていない場所にも足を運んでいただけるきっかけを作れればなと思います。ただの足として自転車を貸すのではなく、ライフスタイルを売るようなショップにしたいですね。現状では、日本人がワイキキなど都市部でレンタルサイクルを使うのはほんのごくわずかで、ザ・バスやトロリーを使う人がほとんどだそうですが、ハワイ中にそんなレンタサイクル屋を点在させたら、ハワイの楽しみ方も変わっていくのかなと。大きな夢ですが。

HLC いいですね。alohalocoに行けばいいお店を教えてくれそうな気がします。実際、今Facebookでも周辺のお店を紹介なさっていますよね。

--街の魅力を発信することが、結果的に訪れる人を増やし、レンタサイクルを利用する人が増えることにつながると思うんです。実際、お客さんに「このへんでおいしいごはんやさんありますか?」といったこともよく聞かれますし。店舗でも周辺のお店のリーフレットとかもたくさん置いているので、自転車屋やレンタサイクル屋だけではなく、観光案内所的な場所にもなりつつあります。

HLC 幅広いですね。今後はどういった活動をしたいですか?

――ハワイを感じられる自転車を届けていくことはもちろんですが、自転車以外にもハワイの活動を広くやっていきたいなと思っています。例えば、清澄白河はコーヒーの街だと言われているけれど、まだハワイのコーヒーを扱うお店がないんですよ。自転車をレンタルし、散策して帰ってきた方が、ほっと一息つけるようなハワイ産コーヒーでも販売できればいいですよね。

HLC とてもいいアイディアで、今後が楽しみです!ありがとうございました。


エディター SAORIN
趣味:ものづくり

(Source:Hawaii Lifestyle Club)
ハワイ暮らしを日本で楽しむ情報サイト
ハワイライフスタイルクラブ

【Profile】
鹿野賢亮 しかの・けんすけ
大学卒業後、金融機関に勤めるも、幼少時代に好きだった自転車への想いを諦めず、20代半ばで自転車業界へ転職。自転車専門雑誌や自転車メーカーなどを経て、2012年にオリジナル自転車ブランド「alohaloco」を立ち上げる。ハワイ渡航時は、本当のハワイの魅力を知るために、自転車であちこち散策するのが、このうえない幸せ。将来的にはハワイでオリジナル自転車のレンタルサイクルや企画ツアーのお店を持つことが夢。

【Shop Information】
alohaloco
ハワイの街をイメージしたオリジナル自転車ブランド。まるでハワイにいるかのような「楽しさ」「癒し」「快適」を追求した各種自転車を企画・販売中。単なる移動手段やスポーツ性能を追求した自転車ではなく、街の風景や匂い、人々の優しさが感じられるコミュニケーション自転車という、まったくあたらしいカテゴリーの自転車を作り続けている。
http://alohaloco.com/

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