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ドリーム・インキュベーション

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「ドリーム・インキュベーション」
 ~自己実現の支援プログラム~

モノが充足した現在、顧客のベクトルはモノへの投資より自己実現への投資に向いています。顧客の夢だから顧客が勝手に努力すればいいのではなく、流通業も顧客の夢を応援する姿勢が必要になったということです。例えばファッションモデルになりたい、デザイナーになりたい、カメラマンになりたい、料理人になりたい、映画監督になりたいという夢に対して、今まで流通業には応えるメニューがありませんでした。しかし夢の実現のための学習プログラムや教科書の用意、また場の提供はできるはずです。ファッションショーに毎日10人ずつモデルを起用して10日間行なえば、100人のファッションモデル希望者の夢の応援になるということです。またオリンピックイヤーにはスポーツに生涯を掛けるという夢の実現にスポットを当てることもできます。そうすれば例えばテニスが好きという人も来店するようになります。「夢・実現ウィーク」と題して、映画監督になることを応援する一週間とか、料理人になる人を応援する一週間など色々な夢実現を応援する実現ウィークを作る。料理の場合は世界中の調味料を集めて披露することも可能になりますし、また世界の三ツ星料理人が「私はこうして生きてきた」という“人生のレシピ”を披露してくれる講演があるなどが可能になります。モノに投資する顧客は少なくなりつつあります。しかし夢の実現には投資する時代です。我々流通業も新しい顧客と出会うためにも新しいきっかけが必要になってきます。

【POINT】
“さとり世代”という言葉が生まれ、夢や希望を抱かず、現実主義の若者が増加しているといわれているが、2013年度のキリンビール株式会社による調査によると、8割以上の若者は“夢を持っている”と答えている。
この事実に応えるため、流通・小売業は夢実現への第一歩になるような体験、又は夢発見のきっかけができるようなコンテンツが必要だと考える。
同調査によると、10年前と夢の価値は変わらない、もしくは更に上がっていると回答した人が全世代共通して約9割という結果。一方で夢がないと答えた人の内、約7割は“夢を持ちたい”と回答している。夢を持っていない人の共通点は“趣味がない”という傾向も浮かび上がった。
“夢”というのは、将来こんな職業に就きたい、憧れのあの人に会いたい、あの場所であんなことしたいなど、大きいものから小さなものまで、十人十色である。
夢を持っている人には、夢実現のお手伝いになれるようなコンテンツの提供を、夢を持っていない人には、夢発見に繋がるような趣味発見の場を提供することが必要である。
8割以上の若者が夢を持っている事実を踏まえて、今我々がしなくてはならないのは、
“夢の応援”のためのサービスや場の提供である。
(調査結果:2013年 キリンビール株式会社出典)

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【Pick up!】
株式会社サザビーリーグが運営するAfternoon Teaは35周年を迎え、「MY SPICE OF A DAY」をテーマにしたアニバーサリーイヤーをスタート。その35周年企画のひとつ「35th My DREAM」では、お客様より“Afternoon Teaに叶えてもらいたい夢アイデア”を募集し、多数の応募があった。その中からAfternoon Teaが叶える“夢アイデア”を決定し、これから順次実現していく。第一弾の4月は「茶摘み&紅茶作り」を体験できるスペシャルイベントの招待。続いて5月は、部屋をインテリアスタイリストがコーディネイトしてくれるなど、お客様の「夢」を叶える取り組みを6月まで行っていく。
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【 事 例 研 究 】
●「こんな作品を見たい」ファンが資金を捻出し夢を実現
「ゲームのアニメ化に約1億円」「堤真一・満島ひかり主演映画も活用」など、エンターテインメント作品の制作にクラウドファンディング(以下、CF)を活用する動きが広がっている。CFとは自分のアイデアをネット上に公開することで一般の人から資金を集める仕組み。参加者は見たい作品や欲しいものがあれば、お金を出しあってプロジェクトを支援。さらに支払った額によって各種リターン(見返り)を受け取れる。日本では2011年ごろからCFサイトができ始め、15年7月時点で、累計35.5億円が国内のCFサイトを利用して調達されている。(三菱UFJ信託銀行調べ)
(出典:NIKKEI STYLE/2016年3月14日)

●パルコ、デザイナー育成、渋谷店で売り場提供、集客へ資金集めも援助
パルコは新人デザイナーや海外発のブランドの発掘、育成に力を入れる。情報発信拠点と位置づける渋谷パルコ(東京・渋谷)で売り場を提供し、店舗で消費者との接点をつくる。自社のクラウドファンディングサービスも駆使し、新作開発などに必要な資金集めも援助する。9日、2015年秋に立ち上がったブランド「bunt (バント)」が渋谷パルコのパート1に出店。デザイナーのOlga氏が設立したブランド「エトヴァス・ボネゲ」は5日に渋谷パルコに初の直営店を出し、6日には米シアトル発の靴メーカー「ROOY(ルーイ)」が日本1号店を開いた。
(出典:2016年3月9日 /日経MJ)

●私の技 ネットで買って
売り手と買い手が直接つながるCtoC(個人間取引)。モノの売買だけでなく「曲を作ります」「英会話を教えます」といった個人のスキルや経験を、ネットを通じて売り買いできるサービスが様々な分野で広がっている。売る側も買う側も気軽に利用できるほか、取引から生まれる交流を楽しめる点も支持されているようだ。
(出典:2016年3月7日/日経MJ)

●オタク文化の発信源 コミケの秘めた爆発力
2015年に40周年を迎えたこの同人誌即売会は、3日間にわたり50万人以上を動員するイベントとなった。もはや日本最大級のイベントといってもいい。コミケの始まったきっかけは、アマチュアの自由な表現を守ることだったことから、カウンターカルチャーとしての面も強い。コミケに赴く人々が「客」ではなく「参加者」と呼ばれるように、草の根の市民運動ともいえるのだ。
(出典:2016年3月12日/週刊東洋経済)

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