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酒井美直氏が生む音楽・文化の多様性

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3月の文化経済研究会でお話しいただく酒井美直氏

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アイヌ出身の酒井氏は、2006年にアイヌの若者でバンドAINU REBELS(アイヌレブルズ)を結成。2011年に結成され、ファイナルファンタジーシリーズなどの作曲で知られる 浜渦正志氏とともに結成したIMERUAT(イメルア)ではより現代的なアレンジの上に酒井氏の歌声が響くユニット。

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バンド名を冠した楽曲IMERUATではアコースティック楽器とシンセサイザー、伸びやかなボーカルが溶け合うアンビエントな雰囲気。
現代的な重音のピアノがリズムを作るGIANTでは、コンテンポラリーなダンスで国家権力への警戒を表現。

■音楽の遺伝子
特定のコミュニティにのみ受け継がれてきたリズムや音階、楽器は歴史の主流であった西洋音楽と溶け合い、吸収されたように見えながらもその体内で生き残ってきました。(ハンガリーのチャール・ダーシュがシュトラウスを経由し西洋音楽に浸透したように)
音楽や芸術に民族性を乗せるということは、精神的・文化的な意味においてその民族の遺伝子を芸術の物語に組み込むということ。
酒井氏は海外で公演をすることも多く、IMERUAの音楽を聴いた誰かが新たな楽曲を生み出せば、それはアイヌの音楽的遺伝子が国境を超えたということ。
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今後世界の音楽にIMERUAがどのように影響するのでしょうか。

■多様性と企業の支持
2007年以降に生まれた子供の半分が100歳以上まで生きるという国連の調査があります。65年程度の年月を一生として捉えていた戦後の価値観で形作られた人生観や仕事観は通用しないのは明白で、新たな生き方や価値観の先端にいる人に学ぶ必要があります。
文化経済研究会が酒井氏にご登壇いただくのは、アメリカという多様性の象徴だった(と一応はされていた)国が多様性を排除し始めた今、日本においても多様性とは何かを考えることが社会に参加している人一人ひとりに求められるからです。
我々日本人が単一民族であるという考え方は知らず知らずのうちに多様性の排除に加担することになり、多様性にいかに貢献しているかが企業経営にとっても重要な指標となっている昨今は危険であると言っても過言ではありません。(事実、LGBTへの理解や就業促進をいかに進めているかが米国では企業の指示に直結しています)
日本の国の中ではなかなか直面することがない民族の問題、アイディンティティ、多様性の課題を問う会です。
是非お越しください。

株式会社ジャパンライフデザインシステムズ
チーフエディター
小林 征夢

次回、文化経済研究会のお知らせ

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2017年3月16日(木)
第88回 定期セミナー「100年人生構想」
ゲストスピーカーに京都造形芸術大学教授 竹村 真一 氏、歌手 「IMERUAT」ボーカル 酒井 美直 氏をお招きして開催致します。

■開催日時:2017年3月16日(木)14:00~17:00
■会場:アイビーホール青学会館 2階「ミルトス」(東京都渋谷区渋谷4丁目4番25号)

セミナーの詳細はこちら

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