落合陽一氏著書『魔法の世紀』

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5月18日(木)の第89回文化経済研究会でゲストとしてお迎えします、メディアアーティスト・筑波大学助教 落合陽一氏の著書『魔法の世紀』をご紹介します。

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落合陽一著『魔法の世紀』
株式会社PLANETS/第二次惑星開発委員会 刊
2300円(税別)

落合氏は1987年、東京都生まれ。開成高校を卒業し、東京大学大学院の博士号を“飛び級”で取得。2015年より筑波大学助教現職。アルス・エレクトロニカ賞を始めとし、国内外での受賞暦多数。“現代の魔法使い”として、現在世界中から注目されるメディアアーティスト 落合氏のヴィジョンが込められた一冊です。

20世紀は「映像の世紀」。21世紀は「魔法の世紀」。

「20世紀の人間は『映像』によって物事を大量の人間の間で共有することの威力に、すぐに気づきます。と、同時に、これを社会的に利用しようと考える人も現れます。」(本文より)

例えば、アドルフ・ヒトラーは群衆を統治するため、映像を通して自らの思想や権威を群衆に植えつけました。また、ハリウッド映画は20世紀、世界宗教以来の“グローバルコンテンツ”として発展を遂げます。これらが象徴するように、20世紀は「映像の世紀」と呼ぶに相応しい時代でした。

それに対し、落合氏は21世紀以降のこれからを「魔法の世紀」と位置づけます。コンピュータという「魔法の箱」の誕生が、全ての始まりでした。落合氏はこの魔法の箱を駆使し、数多くの作品を制作されています。作品を通し、氏は物質の垣根の再構築に挑み続けています。

例えば、2015年発表の『Fairy Lights in Femtoseconds』は、空中に“触れる光”を生成するメディアアートです。

そもそもメディアアートとは、コンピュータなどに代表される新技術を用いて生み出される芸術作品の総称。
「僕がこういった作品で目指していること——それは、人間の感覚器の解像度に合わせて作られた従来のメディアの定義を、物理現象の本質に遡ることで、新しい定義へと更新することです。」(本文より)

これは、氏の提唱する「デジタルネイチャー」というキーワードに現れています。
「コンピュータが制御するモノとモノ、あるいは場と場の新しい相互関係によって作られ、人間とコンピュータの区別なくそれらが一体として存在すると考える新しい自然観そしてその性質を『デジタルネイチャー』と呼んでいます」(本文より)

例えば光が視覚に、音が聴覚に対応するのが従来のメディア。しかし、これからのメディアは人間の感覚を超越した設計を施されることで、新しい感覚を創造する道具となりえます。

これから我々の生きる「魔法の世紀」を大胆に、それでいて丁寧に説いた本著。今回のセミナー(5/18開催)では、本著に述べられた氏のヴィジョンに始まり、メディアと人との関係、そしてテクノロジーによって社会やビジネスがどのように変転するのか、お話をいただきます。

次回、文化経済研究会のお知らせ

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2017年5月18日(木)
第89回 定期セミナー「未来社会の可能性」
ゲストスピーカーにメディアアーティスト 筑波大学助教 落合陽一氏、作家 クレヨンハウス主宰 落合恵子氏をお招きして開催致します。

■開催日時:2017年5月18日(木)14:00~17:00
■会場:アイビーホール青学会館 2階「ミルトス」(東京都渋谷区渋谷4丁目4番25号)

セミナーの詳細はこちら

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