20170428

小さき声が詰まった「クレヨンハウス」

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5月18日(木)の文化経済研究会にご登壇いただきます、落合恵子氏主宰のクレヨンハウスに伺ってまいりました。

crayonhouse

地下鉄表参道駅から徒歩5分、地下1階地上3階の建物には、落合氏の主宰する児童書の専門店「クレヨンハウス」を始め、おもちゃの専門店「クーヨンマーケット」や、オーガニックコスメとコットンの専門店「ミズ・クレヨンハウス」など、フロアごとにそれぞれが専門店となっています。

クレヨンハウスは1976年、絵本の専門店と喫茶室として表参道に開業(現在の建物に移転したのは開業から10年後)。2016年が開業40周年に当たります。開業当時からの特色“座り読みの出来る書店”は、落合氏が幼少の頃から“思い描いていた場所”を実現したものでした。

「クレヨンハウスのこの40年間のテーマは、『子どもや女性、高齢者、社会構造的に声の小さい側の視点で文化を考える、オーガニックの視点で社会を拓く』です。すべての活動の基本にあるのは、それぞれの『いのち』です。」(クレヨンハウス40周年に際して、落合氏発言より引用)

店舗全体、どのフロアにも、そのテーマは明確に息づいています。

1階「クレヨンハウス」には、児童書がおよそ5万冊。有名な絵本から初めて出会う絵本まで、専門店ならではの豊富な蔵書量が揃います。また児童向けという点に終始せず、地域問題、病気のこと、虐げられる動物たちなど、「声の小さい側」と「いのち」に焦点を当てた、社会性の強いコーナーも見られました。多感な児童、そしてその親世代に対しても、クレヨンハウスの持つテーマを確実に訴求しています。

2階の「クーヨンマーケット」はおもちゃの専門店。誤って口に入れても害のない“蜜蝋のクレヨン”や、木を伐採せずに作れる“コルクの積み木”など、オーガニックとエコロジーの観点から選ばれたおもちゃが並びます。

その観点は、3階「ミズ・クレヨンハウス」にも同様。商品として並んだコスメや衣服もまた、オーガニックのものが基本です。加えて、ミズ・クレヨンハウスには書籍の取り扱いもあり、中でも目に着いたのは“老い”に関する書籍。「終活」といったコーナーも見られ、以前当ブログで紹介しました落合氏の書籍「質問 老いることはいやですか?」との強い関連も思わされる、そんなクレヨンハウス訪問でした。

高齢化社会に生きる我々が、その社会課題とどのように向き合い、解決していくのか。今回のセミナー(5/18開催)では、年齢を重ねることを価値付ける氏の考えに学びながら、超長寿社会についての見地を探ります。

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